2013年9月29日日曜日

作業台を増設

 
3Dプリンタを作業台に乗せるとなかなか邪魔です。
作った当初は広々としていた作業台も、色々やっているうちに手狭になってしまいました。
ということで、横に3Dプリンタ用の小テーブルを増設する事に。

設計はこんな感じで行きます。



近所のホームセンターでホワイトウッドの2x4材をパネルソーで切ってもらいます。


天板は片枠板を切ったものを端材コーナーから格安で購入。
材料台は全部で2300円といったところでした。


枠を作って、


桟をコーススレッドでがしがし固定していきます。


足つけて、


テーブルっぽくなりました。


作業台の横に置いてみます。


下側の桟を固定するにはコーススレッドは長すぎるので、ジャンクネジから適当なやつを選びます。
ジャンクネジをきちんと取っておくとこんなときに役立ちます。


びしっとつきました。


このレイアウトで本決めです。


3軸ステージも乗せてみるかな。


作業台と高さをあわせていますので、シームレスな感じが良いです。


3Dプリンタを移動しました。


ついでに棚の整理をする事に。


中間の棚を空けてしまいます。ついでにつかわなそうなものを廃棄。


3Dプリンタの試運転をします。
フィラメントの固定場所を考えないといけませんね。


こんな感じの全景になりました。これで作業効率が上がりそうです。


プリントも順調に進みました。もう完全なツールになりました。
すばらしい。



2013年9月28日土曜日

ヘッドのパーツを交換&調整 → SGEEEEEE!

  
エクストルーダ部分でフィラメントを押さえているパーツを交換しました。
この部分は熱でヘッドのパーツが変形したときも特に問題が無かったためそのままPLAの部品を使っていたのです。
本日(いろいろありましたが)プリント結果を改善するための活動をしておりました一環として交換しました。

これです。


組み付け状態はこんな感じ。
注意深くエクストルーダの調整をします。それなりの時間扱いましたのでかなり調整の知見がたまってきました。


エクストルーダを含むヘッド周りを調整して条件を追い込んでいくと...

こんな感じのだめだめだったプリントが、

こうなって、
(一層しか積んでませんのでわかりにくいですが、ダマも無く滑らかで上の写真のものよりも良い経過なのです)


そしてついにはこうなります。3ミリくらい積んでも全くのノーミスです。ありえない正確さ。
非常に美しい仕上がりです。


やはりこのプリンタはしっかりした設計によって出来ています。ちゃんと調整して動かしてやれば驚くようなプリントをしてくれるはずです。

まだまだ楽しいトラブルのコーナー

 
3Dプリンタが面白すぎてレーザに手が出ません。
まあのんびりと。

なにが面白いのかというと、面白いほどに色々と壊れるのです(笑
今回は電源。これです。



とあるものをプリントしていたところ、突然マシンが停止。LEDも消えているので電源周りだなとめぼしをつけて調査使用としたところ、電源を持ちあげたら「カラカラ」と音が。いやな予感。
振ってみたらこんなのが出てきました。あらら。


しょうがねえなあとあけてみると...


なんか爆発しとる。バリスタみたいに見えるけどよくわかりません。
何の部品かも定数もわかりませんので手のつけようがありません。


ということで、そんなこともあろうかと準備しておいた12Vの電源を繋ぎます。
ヒータを二個も使うので念のために電流値を計っておきます。
まずロジックとモータの励磁のみ。まあこんなものですかね。


続いてヒートベッドに通電。いきなり5A。
これはまずいです。繋いでいるのは4.2A電源です。ヒートベッドだけでこれじゃホットエンドに通電したらまず持ちません。
困りました。これ以上の容量の12V電源は持っていません。


....と思っていたら、確かジャンク箱の中にATX電源があったはず。ということで探して持ってきました。これ。ラベルを見ると12V14Aと書いてあります。これなら十分です。
ただし、ATX電源には12Vの他に5Vや3.3Vも来ているはず、あと電源繋いでもそのままでは動きません。PCの電源スイッチに接続する線をGNDに落してやる必要があるはずです。


電源を入れるための線はすぐにわかりました。後は12Vのラインを探します。
テスター繋いで電圧確認。


12Vが見つかりましたので、電流みながらヒートベッドやホットエンドの電源を入り切りして様子を確認。...大丈夫のようです。


調査は終了しましたので、後はちゃんと配線。


これで元通り動くようになりました。
何かあったときのためにもうひとつATX電源探しとかないといけないですね。

流石にこのトラブルにはあきれましたので、今までのトラブル(ファンの羽が無い、ガラスが割れた、ホットエンドが変形した)を含めてDealExtremeのサポートに長々とメールを書きました。もちろん紳士的にです(笑

ニコニコ動画

 
3Dプリンタの製作過程をニコニコ動画にアップしておりましたところ、なんとニコニコ技術部カテゴリの再生数ランキングで1位をいただいた日があったようです。
こちら

http://www.nicovideo.jp/watch/sm21875544

過去アップした動画はこれのほかに9本あるのですが、もっとも古い昨年の11月投稿のものでも再生数はせいぜい3000を越えたあたり。それが3Dプリンタについては一週間で16000再生を超えております。
よくよく見てみるとどうやらニコ動の何がしかのコーナーで取り上げられた様子。なるほど。それで急にたくさんの方が見てくださったということのようです。
動画へのアクセスの増加と共に、このブログを訪れて下さる方も増え、先週の日曜日は1日で1000人を越えるという記録を作りました。ほとんどの方は通りすがりとは思いますが、ありがたいことです。

改めてネットの力を感じる出来事でした。
また、一方では統計的な面白さも感じさせてくれる出来事でもあったと思います。

 今回投稿した動画の趣旨は、
  • 3Dプリンタを買うかどうか迷っていらっしゃる方に、キットがどんなものかを紹介したい
  • 中華製ってやっぱりいろいろといい加減だよね
  • 3DプリンタおもしれEEEEEEEE!
  • モノつくりはタノシ(このブログの趣旨でもあります)
といったことを伝えたかったのですが 、訪れる方の数が増えるにつれて予想外のいろんな面白いコメントをいただきました。

RepRapはオープンソースハードウェアのプロジェクトですので設計情報は全て公開されており、簡単に言えば誰でも設計者に対価を支払うことなく自由に作ることが出来ます。したがって、いわゆるコピー品という概念は存在しません。よって私もコピーではなく、クローンという言葉を使っているのですが、コメントを見ているとそもそもオープンソースという考え方が世の中にはそれほど広まっていないのだということがわかるような気がします。
また、設計と製造をいっしょくたにしたコメントも多数です。これも面白い。RepRapの設計は非常にしっかりしており、さらに日々進化して行っているものです。これをどういった品質で形にするかは製造の問題であって設計とはある意味無関係です。今回私が買ったものは製造が中国であったということでいろいろと国産では考えられないイベントを経験できたと。それがまた面白かったのです。RepRapの名誉のために強調しますが、この品質でもプリンタとして動作するほどにRepRapの設計がしっかりしているのです。 楽しむべきは「製造の中華クオリティ」なのです。

一万人以上の人が集まると、統計的に一万人に一人という人がやってきます。0.01%です。すごいですね。ほとんど4σに近いところです。実験計画法的にはほとんどありえない確率として処理される値です。当然ですが3σの方々はたくさんいるわけです。....現在16430人ですので、x0.0023して37人ですね。これだけの3σの方のうち何人の方がコメントをくださっているのかわかりませんが、面白いコメントが集まるわけの考察としては十分根拠のある人数と思います。

実に面白い。
またたくさんの方に見ていただけるような動画を作って実験してみたいですね。

最後に、今後はBGMの選定とボリュームには気をつけたいと思います。私も洗脳されかけています。いやすでに洗脳されているかもしれない(笑

2013年9月23日月曜日

Maker Faire TOKYO 2013 に行きます

 
Maker Faire TOKYO 2013 を見に行きます。

本日飛行機を押さえました。
ほんとは何か持って行って展示もしてみたいところなのですが、今回は初めての参加ということでゆっくりとみて回りたいと思います。


楽しみ ^^)

本日の成果

 
ホットエンドホルダを支えてX軸に乗せるためのベースも無事にプリントできました。もうほとんどノーミスです。そして非常にきれいな仕上がり。完全に稼動開始といってよいと思います。



ヘッド用のベルト押さえと、エクストルーダのパーツもプリントしました。


これで熱がかかる部分のパーツはすべてABSで作ったスペアがある事になります。一安心です。


その他のパーツも順次ABS化して行きたいと思います。

さてさて、次は何を作りますか。
まずはサーキュラーソーからかな。
がんばって構想を組み立てたいと思います。何でも出来るようになったと思うと作りたいものがあふれてきて止まりません。まったくすばらしい。

3Dプリンタ: ヘッドのパーツを交換

 
部品を間違えた仮ヘッドでプリントしたヘッドのパーツ(ホットエンドホルダとベース)を使ってヘッドのパーツ交換を行いました。

これが仮ヘッド。ホットエンドホルダは図面を間違えたABS製、ベースは購入時のままのPLA製です。ホットエンドホルダの図面を間違えたりしたためにモータを固定するのにアルミのステー材を加えるなど満身創痍です。さらに、全体がちょいと斜め(写真でみると上が左側に)に傾いています、そのせいでホットエンドノズルの先端もヒートベッドに対して若干斜めになっています。
今回の交換によって、このちょっとしたホットエンドの斜め加減がプリント品質に絶大な影響を与えていることがわかりました。


取り外して分解したヘッド。左下がアルミのステー。


まずはバラバラにします。


これがABSで新たに作ったヘッド部材。二つの部分からなりますが、分解する可能性は低いと思われましたので接着剤でがっちり固定しています。


裏側。大きな写真でご覧いただくとよくわかると思いますが、内部充填にミスが多く、虫食い部分がたくさんあります。強度的にやや不安がありましたので、虫食い部分はエポキシで埋め、さらにホットエンドホルダとベースの間もエポキシで固めました。


X軸に乗せてみます。非常によいです。かっちりとしています。PLAと違い安心できる剛性感があります。これは期待。


平面もきれいに出ています。平台の上に乗せてもガタは一切ないです。


ホットエンドを取り付けます。内部の削り調整が必要でしたので、ホットエンドが垂直になるよう注意して作業しました。


エクストルーダーを取り付けます。フィラメントを送るギアの位置をいじっておりましたので再調整してホットエンドの真上に来るようにします。


組上がりました。


X軸の上に乗せてベルトを掛けます。 これで交換完了。


PLAのベース材です。結構曲がっています。


これじゃ精度が出るわけないですよね。よくこんなもの売ってたな。


テストプリントしてみます。
今回交換したヘッド材はABSとはいえ仮ヘッドでの作製ですので、もう一組ちゃんとしたものを作る事にします。


プリントし始めてすぐに気がついたこと。
精度がまったく違います。そして非常にきれいに仕上がっていきます。内部のメッシュ構造もそれこそ全くノーミスです。ダマも出来てません。形成面はまっ平らです。すごい。こやつこんな精度を持っていたとは。
これはホットエンドをベッドに対して垂直にした効果だと思われます。


ホットエンドの先端がわずかでも斜めになっていると、一本線を引いた修端の部分でひげのようなものが残ることが多いです。制御上線の終端ではフィラメントを引きこんでひげが出ないように動いているのですが、ヘッドが若干でも斜めになっていると、フィラメント引きこみのときに引っ張り込みきれない部分が残り、これがヘッドが移動するときに引き伸ばされてひげとなって残るようです。
これは何本も何本も線を引くメッシュ形成の時には大きな影響をもたらします。終端のひげは集まってひげの壁を作り、次の層のひげと合わさって強固になり、と行った過程をたどり、ついにはヘッドの動きを邪魔するほどになります。
これが全く出ないのです。上面は何層重ねようとまっ平らです。すばらしい。


ということで、非常にきれいなものが出来上がりました。
端面のがたがたはご愛嬌として、内部の構造が全く違うのです。これはさらに剛性が高いと思われます。
ヘッド交換の効果は絶大でした。


ベースも作っていきます。こちらもきれいなものです。


すばらしい。


一時はどうなることかと思いましたが、おそらくこれでこのマシンの全力を引き出せるようになると思います。本当に買ってよかった。