2014年2月9日日曜日

クリスタル岩塩

 
アマゾンで買ったクリスタル岩塩。
そもそもクリスタル岩塩などというものを知らなかったのですが、しばらく前に東急ハンズ博多店で岩塩の出張販売をしている兄ちゃんに聞いて興味を持ちました。何にするかというと、いうまでもなくCO2レーザの窓材です。
中華レーザ管を使った加工機もぼちぼち運用開始できそうですので、しばらくお休みしていた自作CO2レーザつくりへの気持ちがまた高まって来ました。で、いろいろと考えているうちに岩塩を使った非常に良いアイデアを思いついたのです。


結晶はとても大きく、クリアですので、へき開をうまくやってやればきれいな直方体の板材、というか基板というか、窓材というか、が手に入るのです。


岩塩のへき開についてはこのあたりを参照ください。

良いアイデアというのは、へき開で得られる基板の一面に銅をスパッタリングしてレーザ光取出しのためのハーフミラー(いわゆるOC Output coupler)を作るというものです。

クリスタル岩塩、すなわちNaClの結晶はCO2レーザの出力波長である10.6umにおける非常に良い窓材です。透過スペクトルはこんな感じ。
http://www.mcpf.ust.hk/mcpf/equip/technology/Fourier%20Transform%20Infra-Red%20spectroscopy%20%28FTIR%29.html

10.6um で93%くらいの透過率です。すばらしい。窓材としては完璧といえると思います。潮解性を除けば...
ということで、岩塩は海外のCO2レーザ自作の方々のほとんどが使っている窓材です。しかしながら、海外の例は私の知る限り全て全反射ミラーに穴を開け、その穴に岩塩を取り付けるというもので、ハーフミラーではなく、擬似的なハーフミラー、つまり全反射と全透過の面積比でマクロに見るとハーフミラーとして機能しているというものです。
今回の私のアイデアはこれから一歩踏み込んで、ちゃんとした全面ハーフミラーを作るというものです。ガラス基板を用いたスパッタリングによる銅のミラーつくりはほぼ完成の域に達しておりますので、これを岩塩基板に応用すればよいわけです。

レーザ管つくりを再開した際にはぜひ取り組んでみたいと思います。
他にも、パワー調整や測定を行なうためのビームスプリッタはすぐ出来ると思いますし、非常に難しいとは思いますが、レンズを作ったりすることも可能なはずです。 

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