2014年9月28日日曜日

FabLab佐賀見学 & 映画「Maker」上映会

 
結局行ってきました。朝起きたらあまりにも秋の空がさわやかだったもので、みら太に乗って往復100kmのお出かけです。
上映会は15時からだったのですが、FabLab佐賀さんを見てみたかったのと、せっかく佐賀まで行くならやっぱりハードオフだろう、ということで昼前には佐賀市内におりました。

FabLab佐賀さんを訪ねましたところ、突然だったにもかかわらず気前良く見学させていただき、さらに陣内代表としばらくお話をすることも出来ました。

こちらがFabLab佐賀さん。目の前が駐車場なのでアプローチは非常に楽です。


中が良く見えるオープンな雰囲気。


許可をいただいて設備の写真を撮らせていただきました。
3Dプリンタは二台ありました。こちらはQubeかな。周りはレーザカッターで作った作品がたくさん。


で、こちらがEPILOG社のレーザ加工機 MINI18 かな。ぜんぜんMINIじゃない。めっちゃかっこいいマシンです。


中央のミーティング&作業テーブルと壁際はカッティングプロッタ CM110 でしょう。もう一台の3Dプリンタはちょっとみにくいですが、UP PLUS2じゃないかと思います。


デジタルミシン。多分。


壁が真っ白で非常に明るいラボ内です。作業がしやすそう。
陣内代表、いろいろと相談に乗っていただきありがとうございました。

ラボの周り。なにやら歴史を感じさせる建物。


うまそうなラーメン屋。


コンテナを使った不思議な空間。


 NPO法人が運営するわいわいコンテナという名称です。 実験スペース的なところ。
 

 で、こちらが「Maker」が上映されたシアターシエマです。上映スペースの横にカウンターがあって、飲料など手に入れることが出来ます。なかなか不思議な空間。本日はワンドリンク付きで500円という格安。


壁面。なかなか渋いメニューになっておりますので運営も大変なんだろうと思われます。FabLab佐賀さんも協力していらっしゃる様子。


右手にあるカウンター


天井。


正面。
上映開始時にはほぼ席が埋まりました。


前後しますが、外観。ただし裏側。2Fはカラオケ屋。その上の3Fにあります。


で、肝心の映画ですが、ドキュメンタリーですのでストーリーはありませんが、盛りだくさんのMakerたちの作品とMaker movementを作った有名人(オライリーとかクリスアンダーソンとか)のインタビューが織り交ぜられ、なかなか見ごたえがありました。
新時代の幕開け、というと大げさですが、確実に新しい時代が来ていることをはっきりと感じることが出来る内容だったと思います。Maker movementへの興味の度合いで人を選ぶと思いますが、私のブログをお読みいただいている方であればきっとお楽しみいただけると思います。

映画のあとは、陣内さんの司会でマルソー産業の近藤氏によりサンノゼのテックショップ訪問時のレポート、ベイエリアとニューヨークのMaker Faireの様子などをたくさんの写真を交えてご説明いただきました。
サンノゼのテックショップのことはクパティーノにいる会社の知り合いから話を聞いていたので、どんなところだろうと思っていたのでした。今回の説明でよくわかりました。



ということで、なかなか実りの多い佐賀訪問でした。行ってよかったです。
一方で、イオン佐賀のハードオフは収穫が0でした。ジャンクプリンタに300円は払いたくありません。
こちらはもうしばらく待ちですな。

2014年9月27日土曜日

映画「Maker」上映会 など

 
Make Japan のサイトより

■佐賀
・日時:2014/9/28(日)15:00~17:00 (開場/14:30)
・会場:シアターシエマ(佐賀県佐賀市松原2-14-16 セントラルプラザ3F)
・主催:FabLab Saga
・共催:オライリー・ジャパン
・参加費用:500円(ワンドリンク付き)
・お申込み方法:予約不要です。直接会場にお越しください。

http://makezine.jp/blog/2014/09/makerthemovie02.html


明日であります。どうしようか迷っております。
せっかく行くならイオン佐賀店のハードオフにも行きたいところ。また、FabLab佐賀さんも見てみたいところです。
天気もよさそうだし、きっといけば気持ちが良いと思うのですが、加工機の組み立てを進めたいという気持ちもあり。でもめったにない機会だからとも思い....



話は変わりますが、Make: のページを見ておりましたら非常に共感できるポストを読みましたのでご紹介。

自分で直す権利:本当の意味で物を所有する権利のための戦い


私自身が電器メーカーの社員でもありますので、ユーザーが勝手に製品を開けて修理したり中身を調べたりすることに関しては否定的な立場をとるべきとも思うのですが、一個人としては「自分がお金を出して買ったものを好きにして何が悪い」という考えであります。いやむしろ推奨したいくらい。

その昔は身の回りにあるものは何であれふたを開けるとなんとなくどうやって動いているのかわかりましたよね、ゆえに何とか修理することも出来、一度手に入れたものは長く愛着を持って使ったものでした。車やバイクはもちろんのこと、機械系の製品であれば時計屋や自転車屋に持っていけば何とかなることが多かったし、テレビやラジオは町の電気屋さんが家にやってきて抵抗一本から半田ごて取り出して修理してました。
私自身は覚えていないのですが、母に聞いた話では、私が小さい頃家のテレビが調子悪くなって電気屋さんを呼んだりしたとき、電気屋さんがテレビのバックパネルを外してどっかと胡坐をかいて座り込み中の状態を確認しているあいだ私はずっと電気屋さんのひざの間に座って一緒になってテレビの中を覗き込んでいたんだそうです(笑
その当時のテレビは真空管式で、電源を入れると真空管が暗い筐体の中でオレンジ色にボーっと光っているのが非常に美しく感じたのを覚えています。光るビルが立ち並ぶSFの未来都市みたいに見えたものです(遠い目 電気屋さんによると、それぞれの部品の役割は単純ではっきりしており、症状を見ればおおよそ修理箇所の推定が出来たらしいです。
その後時代はIC-LSI-VLSIへ、構成もマイコン-SOCと進み、もはやディスクリートの部品を交換する時代ではなくなり、面実装、チップ部品、部品埋め込み基板と、素人が手を出すことはおろか、ふたを開けても何がなんだかさっぱりわからなくなりました。
ところが、さらに時代が進むと部品はさらにさらに思い切り集積化/モジュール化され、一歩引いて製品を見るとモジュールそれぞれの役割が良く見えるようになってきました。一回転して振り出しに戻った感じです。そこにやってきたMaker movemenntであり、Wines氏が言うところのFixerの時代であります。
しばらく前にソフトウェアの世界ではクラスモジュールやらアクティブXコントロールやらといったものが出てきて、私のようなにわかプログラマでもWindowsアプリケーションが書けるようになりました。「デバイスドライバは書けないけど、ゲームは作れるよ」という楽しみ方です。昨今のArduinoの隆盛を見ているとこれとのアナロジーを感じます。中身はわからなくてもモジュールの機能と使い方がわかっていれば良いのです。そしてそれがわかれば、物が壊れたときその症状を見ることで「どのモジュールに問題があるのか」が特定でき、少なくともモジュール単位での修理交換が出来るようになります。

つい熱く語ってしまいました。

上記ポストから共感した二箇所を引用したいと思います。


「私たちは、自分たちで作り、所有し、修理することで製品に参加しているのだ。」
 

自分で買ったものは自分の所有物だと私は思っている。本当の意味での「所有」だ。分解、改造、修理、プログラムをガチャガチャいじくったり、自作のArduino機器に接続したりといったことが自由に行える権利を有することだ。」


何気なくはじめたブログ「みら太な日々」ですが、毎日たくさん見に来てくださる皆様のお役に立つかもとの思いで続けてくることができ、前回で投稿が400を超えました。
今後も皆様のご訪問を励みにして続けてまいりたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。


2014年9月23日火曜日

レーザ加工機 参號機組み立て その28

 
装置原点を出すためX/Y軸にリミットスイッチを取り付けます。
壱号機では「取り付けやすいところにつけた」ので、原点が左奥になり、しかもレーザ走査パターンが表裏逆になるという非常にわかりにくい作りになっておりました。
参號機ではこのあたりを改善し、原点を左手前としました。これでPCの画面で見たそのまま正立した状態で加工が出来ます。こうしておかないと表裏を間違って作ってしまい、うまく組み合わせられないといったつまらない間違いをするのです。
壱号機のリミットスイッチはメカニカルなものを使いました。参號機もこの構成を引き継ぐつもりでおりますが、ジャンク箱にはプリンタから外した超小型のスイッチがたくさんあります。また、フォトインタラプタを使った光リミットスイッチという選択もあります。一応は考えてみようかと。

スイッチ入れ。こちらは新品ばかり。


リミットスイッチはこのあたりですね。


一方でジャンク部品箱にもいろいろスイッチが。


全部プラスチック筐体です。左上のやつなんかは前後どちらから押しても切れるというなかなかよさげな物であります。


リミットスイッチといえばこれですね。
確かMFT2013のときに行った横浜のエジソンプラザで買ったものです。


で、いろいろ考えたのですが、結局上のリミットスイッチを使うことにしました。
このリミットスイッチは20x10mmと小さいもので、レイアウトしてみるとうまく今の装置に収まるのです。これならあえて小型化を追求しなくても良いかなと。位置出しの正確さ、動作の再現性の高さという点ではなんだかわからないジャンクスイッチよりもリミットスイッチのほうが信頼感があります。

X軸のスイッチはこんな感じにつけましょう。
スイッチをキャリッジ側につけるか、軸端につけるかは悩ましいところですが、いずれにしても動き回る軸からケーブルを引き回さなければならないという点では同じです。軸端につけたほうが移動距離は短いのですが、キャリッジにはどうせエアチューブを引っ張らなければなりませんので、それとあわせてリミットスイッチの配線を引き回すことにしました。


Y軸のスイッチはこのあたりで。 こちらはボディに取り付けられますのでケーブルの心配はありません。


では設計します。細かい事はすっ飛ばして、こんな感じにします。
Y軸。シャフトホルダを利用してその上に3Dプリントしたスイッチベースを乗せることします。固定はシャフトを締め付けているネジを少し長いものに変えて余った部分に締め付けることにします。 スイッチを押すのはX軸駆動用ステッピングモータのベースです。


X軸。スイッチはそのままMDFのキャリッジにねじ込みます。 こちらはスイッチを押す適当なものがありませんので3Dプリンタで専用のパーツを作ることにします。ついでですから位置調整が出来るようにします。ローレットネジを回すことで10mm程度原点位置を変更できるようにします。使わないと思いますが。


ではプリントします。例によってスケッチアップの図面をプラグインでSTL出力し、それをSlic3rでCAMデータ化、reprap Mendel Evolution を使ってABSでプリントします。


たまには3Dプリンタさんががんばっているところを動画で上げておきましょう。

video

プリンタ全景。いまどきのプリンタのスマートさはありませんが、このメカメカしさを気に入っております。キットを自分で組み立て、ヘッド部分は自分でプリントしたパーツで改造しましたので構成も動作も良くわかっています。作業に欠かせない大事なマシンです。


フィラメントはこんな感じで天井から吊り下げられております。


電源。元々12V仕様でしたが、いまは15Vで動かしています。定格上問題はありません。ヒータの昇温が早くなるので気に入っております。


とかやっている間にプリントが完了しました。小さいパーツなので早いです。


取り付け前にリミットスイッチに配線します。通常がON状態。スイッチが押されるとOFF、という動作スキームで使います。安全側の設定です。スイッチを押したときにONになる接続では、多くの時間が接点開放であるような使い方をした場合接触不良が発生する可能性があるのです。スイッチは切れないことはまれですが、入らないことはままあるのです。


改めて位置を確認。


ジャンクネジから適切な太さと長さのものを探します。このリミットスイッチのネジはM2なので探すのに苦労しましたが、ちゃんと出てくるものです。ジャンクの神様は優しいのです。


ドリルで下穴を開け、取り付けました。


Y軸のスイッチはプリントしたベースに取り付けます。
すてーじが冷えましたのでパーツを取り外します。バリをヤスリで簡単に仕上げて出来上がり。


こちらもM2のネジでしっかりと取り付けます。


ばっちりイメージどおりです。3Dプリンタというのは本当にすばらしい。私のような趣味を持つものにとってはまさに魔法の機械です。適当に図面を引っ張った部品が数十分後には形になっているのです。すばらしすぎる。これを別の方法で作ると考えるととても(略


シャフトを締め付けるM4ネジを若干長いものに取り替えます。


シャフトホルダにかぶせることで位置決めします。固定はM4ナット。がっちりとつきます。


お次はX軸用のスイッチを押すやつ。なんて言えばいいのかな。
M3 15mmのローレットネジをねじ込んで位置調整が出来るようにします。ローレットの頭は大きいので、リミットスイッチを押すのに最適です。


これも位置を適当に決めてバインドネジで取り付けます。


動きをみてみましょう。
まずはX軸。

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お次、Y軸。

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動作確認をする必要がありますが、構成が壱号機と同じなのでまず問題はないでしょう。

さて、いよいよレーザ管を一号機から引越ししますか。



2014年9月20日土曜日

fablab太宰府見学しました&オープン記念講演会



FabLab大宰府はここ、イーケイジャパンさんのビルにあります。


イーケイジャパンは、エレキットとかを企画・販売している会社で、ホームセンターGoodayと共に嘉穂無線ホールディングスの傘下にあります。
 

FabLab太宰府は、世界的にも珍しいホームセンターが運営主体となるラボということで、このような立地になっているようです。
 
入り口。ラボには駐車場がありますが、ラボ利用者が使えるかどうかは不明。
 

ラボ全景。ゆったりとしています。手前がミーティングスペース。奥が加工スペースといった感じ。
 
 
マシンたち。手前右はScoovoのX9かな。奥のノートPCの隣にあるのはオリジナルマインドの基板加工機 KitMill CIP10。何に使うのかわかりませんが、Kinectもありました。3Dスキャナかな。

 
ミーティングスペース横の本棚。それっぽい本がひととおりならんでいます。

 
何か作りかけ。フィラメントはPLAで多数色が準備されていました。

 
レーザ加工機 Oh-Laser の HAJIME が置いてあります。

 

 
 KitMill CIP10 の手前にはこのマシンを使って作ったと思われる基板がおいてありました。なにやらICが実装されたものもあります。

 
ということで、一通りマシンを見学した後、オープン記念講演会がある太宰府館に向かいました。


太宰府館は太宰府天満宮への参道のすぐ横にあります。本日もそこそこの人出。
 

さだまさしの「飛梅」で有名な 心字池にかかる三つの赤い橋 です。お客さんが多くて何の風情もありません(笑
 

天満宮と飛梅。小さいときから受験のたびにおまいりして助けていただいたありがたいところです。
一人で来たのは初めてじゃないかな。
 
 
 変なデザインで話題になった参道のスタバ。公演まで時間がありましたのでしばし休憩しました。カフェラテがおいしかったです。


開始前の会場。100人以上入るホールです。私がついたときにはぱらぱらでしたので「こんなもんか」と思っておりましたが、始まるときにはほとんど満員でした。


FabLab太宰府の代表である柳瀬さんのご挨拶。


慶応大学田中先生の講演。 FabLabとは?から始まって田中先生が訪れた世界のFabのご紹介、次いで、太宰府オープンにあたって駆けつけた国内のほとんどのFabLab(渋谷、鎌倉、横浜、浜松、Videoで大阪、仙台、大分、佐賀、そして太宰府)の代表者様からそれぞれのFabの活動についての紹介がありました。


ということで、実におもしろい講演会でした。
私自身がFabLab太宰府を利用するということはなさそうですが、今回のオープンをきっかけにして福岡のMaker Movementが盛り上がっていくことを心より期待したいと思います。