2014年11月25日火曜日

Maker Faire Tokyo 2014 みら太なまとめ


MFT2014 みら太なまとめです。
いや楽しかったです。一日目の人の多さはどうなることかと思いましたが、二日目は比較的落ち着いていました。もちろんめちゃめちゃ多いんですが「人垣で何の展示かわからないし、近づくことも出来ない」というほどではありませんでした。

ということで、みら太視点でのまとめをして見たいと思います。
数多ある展示の中から私には感じるものがあったという、まことに身勝手なものでありますことをご了承くださいませ。
私のツボはこんなところ。どれかが当てはまると気に入ってつい話し込みます。
  1. がんばっていてかつその結果がすごい
  2. がんばっているんだが方向が間違っている
  3. お金がかかっていない分知恵と工夫でカバーされている
  4. おバカ(ほめ言葉)
 このような視点で見ていくと、自ずとメーカー展示は外れていきます。あんまり商売の香りが強いと「なんだかな」という気持ちになります。情報提供もしっかりしていますので、別に東京まで見に行く必要もありませんしね。
がんばって咲いている路傍の花のような、商売にして食って行きたいんだろうけどきっと無理だろうな的な儚さというか、そんなものを味わいたいのです(笑

ではまずは上記視点を複数または完全に満たした特出しオススメ展示です。
「こんなのを見たくてわざわざ東京まで飛行機に乗って行ってるんや!!」というすばらしいものたち。
順番は不同です。回った順。

その1:立体機動装置再現プロジェクト -らってん技研-
わからん人には何のことかさっぱりわからないもの。正確にはその剣の部分。


作者はかっこいい彼なんですが、許可をもらっていないので自粛。


かなり厚い(15mmくらいはあったような)アルミ板をCNCで加工しています。1本の2mmの刃物で3日かかるとのこと。かなりの試行錯誤をしたんだろうと思われる過程の展示もすばらしいです。


みら太的なツボは元図をすべてスケッチアップで描いているところ。私も愛用するスケッチアップですが、このような滑らかな曲線表現はやったことがありません。


作者のさらにすごいところは、これをサンドブラスト処理して仕上げているところ。大学の一角を自分のプロジェクトとして持っている(私物化?www)とのことでしたが、そこにサンドブラスト装置もあるということ。 何段階も粒子のサイズを変えながらCNCの削り跡を消して仕上げていくとのこと。


 サンドブラストには以前から興味があったので「サンドって言うけど、粒子はSiCとかそんなの使うんですか」などと質問していると、横から別の見学の方が「いや普通の砂でも大丈夫だよ」などと突込みが入りましたwwwさすがMaker Faireです。

その2:ストロラクチャー -超小型飛行体研究所-
アイデアに感心しました。どこにでもあり、しかも激安のストローを構造材に使うという発想がすばらしいです。そのままでは接続が難しいですが、今は3Dプリンタで何でもできるのです。フレキシブルなストローを使って曲げまでも再現できる。いやすばらしい。


ちゃんと直角を出して本数を使えば結構な剛性が出せるはずです。筋交いでも何でも入れることが出来ますしね。


こちらにも紹介があります。

その3:手のひらサイズペンプロッタ -いしかわきょーすけ-
手乗りCNCです。ちゃんと動いています。すばらしい努力の品々。



筐体はユニバーサルプリント基板、XY軸は筐体をスペーサで抱え込んで保持、送りは小型DCモータとM3くらいの寸切りネジ、位置決めはスライドボリュームの電圧AD変換です。
Z軸の上下はサーボモータ。


送り機構と位置決めのスライドボリューム。すばらしい。
以前この構造を曲面の形状検出に使おうと考えたことがあったのですが、作るには至っておりませんでした。ちゃんと作られていることに感心。


ほかにも小さなメカがたくさんあります。



なんに使えるとかを考えてはいけない世界です。
自分のアイデアが机上で形になっていくプロセス、それが思惑通りに動いたり動かなくて苦労したり。そのすべてがすばらしいと思います。





軸の保持と送り、位置検出の各機構に工夫の変遷が見られます。


最後に動画を。かわいらしいです。小さいくせに世界地図を描いているところが言わせませんね。

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その4:ピョコピョコ Ver.2 -gutygraph-
不思議なもの、なんといえばいいのかな。オブジェ?


まずは動画を見ていただくのが良いでしょう。

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一つ一つはなんとはない動きをしているのですが、全体が協調するとすごくなる例ですね。
各ブロックはこのようなパーツで出来ています。ステッピングモータ。ラックアンドピニオンギア、ドライバ、そして全体はArduinoだったかな、でコントロールされているとのこと。


こちらがドライバ基板。起こしてます(笑
各ブロック(ピクセル?)ごとに表にはPICマイコンとフライホイールダイオードが、


裏にはFETが乗ってフルブリッジ回路を構成しています。


なんでモータドライバを使わなかったのか疑問ではあります。コストの問題かな。
個人的にはセンサを並べた入力部も作って畳サイズくらいのピンアート風ディスプレイまで発展させてほしいなどと思います。

その5:アスキーアートカメラ ガジェショット -遊舎工房-
なかなかワロタ展示です。典型的な技術の誤用例(笑


このカメラです。撮影した映像から輪郭線を抽出してアスキーアート化してプリントします。
インスタントカメラであります。


私も撮ってもらいました。


すぐに思い当たったのがこれ(笑


 カメラは輪郭線を抽出しますので、最初から輪郭がはっきりしたものを撮影するとすごい絵を出力します。
ためしに撮っていただいたのがこれ。ブースがある島の案内札。


で、出力がこれ。 す ば ら し い 。


ほかにも8x8ドットマトリクスLEDを使ったゲーム機。BASICでプログラム出来ます。テトリスがきっちり動いておりました。しばし遊びました。


その6:コアラのマーチ振り機 -京都 電創庵-
おバカの典型例。


なんかどっかで見たような気もしますが、それを作ろうと思い立つところがまず◎であります。


で、振っているところ。

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モータの回転はクランクで往復運動に変換されます。かなりの高速で振っており、もちろん振った回数は5桁の7セグでカウントアップされていきます。
「加減速制御はしているんですか」という問いに対して「PWMで自然な加速をしています」という回答。見せてもらうと確かにいきなり振るのではなく滑らかに加速していきます。バカであります。


マイコンはAVR。AVRを素で使っている人は珍しいと思ったのですが、中身はArduinoのブートローダが入っているということでした。頭はArduinoで基板は特注という(誤った)力の入り方。


このグループのほかの展示。ちゃんとしたものも作っています(笑


技術力のしっかりした人たちが遊ぶと高度な笑いを取れる典型的な例。


その7:Corn Designer -VENT-
昨年のトースタープリンタに匹敵する作品(笑


チョコクリスピーを皿に並べて字を書いていきます。
これ「VENT」というチーム名を書いてあったんですね。今気がつきました。


こちら供給部分。手作り感満載であります。ベルトに乗ったチョコクリスピーが定量(ではない)供給されていきます。うまく乗らないときはバケットの中にある白い板で手で乗せます(笑


落ちたクリスピーはじょうごで集められて、チューブを通ってXY制御されたヘッドへ落ちていきます。


ヘッド部分にはセンサがついていて、クリスピーの落下を検出すると蓋がスライドして開き、皿の上に1ドットが描画されます。どれだけの粒が1ドットを構成するかはベルト次第(笑


それにしてもクリスピー送り機構のゆるさに比べて恐ろしく力の入ったXY機構(笑
ベアリングブロックとかCNCルータかよ、というものが着いております。力の入れ所を完全に見誤っております(笑

その8:モール de Glass -再利用してつくるんです-
個人的に今回のMaker Faireの一押し(笑


実は別のブースでこんなものを装着している人を見つけてものすごく驚きました。
Google Glass じゃないか!!!初めて現物見たぞ!!!


と思ったら。これでしたwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww


すばらしいアイデアとその実現力と原価の安さと見たときのインパクトと実態を知ったときの驚きと中身のギャップと力の抜け加減に完全に脱帽であります。

じつはこれ、配線を壁に留めるときのモールを二種類使い、一部を曲げてアクリルの角棒をつけただけというまことに簡単な構造になっています。気が利いているのは、中に電池が仕込まれており、フルカラーLEDが点灯するようになっています。しかもサイズの違うモールをスライドさせるとON/OFFできます。まことにすばらしい。物事このように発想しないといけないよなと非常に勉強になりました。
ひとつ500円で売っています。もちろん購入しました。

ちなみに、メガネへの装着は 両 面 テ ー プ です(笑



その9:トゥールビヨンを作ってみた -かみやま工房-
特出しの最後はまことに硬派なMakerです。
皆さんはトゥールビヨンという単語をご存知でしょうか。私もNHKのとある番組を見るまでは知りませんでした。その番組は「独立時計師たちの小宇宙」というものです。YouTubeにも断片の動画がありますので是非ご覧いただきたいところ。
この番組に出てくるスイスの時計師が作るのがトゥールビヨンという機構を持つ時計なのです。 トゥールビヨンはポケットの中で傾いたりする懐中時計がどの向きになっても正確に動くように工夫された機構です。機械式時計のクロックの基本となる1秒を作り出す部分です。バネとガンギ車など良く見る時計のメカが集まっています。通常はこれらのパーツはボディに固定されているのですが、トゥールビヨンではこれらが一体に作られており、自身がボディに対して1分間に1回転するように作られています。つまり基準クロック自体が重力に対して常に向きを変え続け、時計がどのように傾けられてもその誤差をキャンセルして最小限にするように設計されているのです。
私自身は時計そのものに興味を持つ人間ではないのですが、この番組を見て以来トゥールビヨンという機構、というかその発想に惚れ込んでおりました。
ちなみに今後やってみたい項目のひとつに挙げられております。

前置きが長くなりました。かみやま工房さんもその「独立時計師たちの小宇宙」に影響を受けた方の一人です。そしてそれを実際に作ってしまいました。しかも自分で部品を削り出して。



これがその現物。時計として動くようになっています。


動画を。中央下部で動いている塊がトゥールビヨンです。

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トゥールビヨン部分だけを取り出してきたものがこれ。


その動き。

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キーパーツのひとつ。ガンギ車。
なんとこれ、オリジナルマインドの小型CNCで削られています。このくらいのやつ
このあとオリジナルマインドのブースに行ったのですが、オリジナルマインドの社員の方も「ウチのであそこまで出来るんですね。」と非常に感心していらっしゃいました。


これぞ文句のつけようのないMakerです。


その10:そのほかのMakerたち

二日分一気に行きます。コメント&情報少なめですがなんせ量が多いのでお許しを。
結局二日かけても完全には回れませんでした。

二日間の間にブログをきっかけに交流させていただいた方ともお会いしました。皆さんお好きな方ばかりで大いに話が盛り上がりました。
それから、目印に作っていったEnlightenedのキーホルダーですが、猫ツイッターで話題のハルロックブースのとある女性の方に見つけていただいてそのまま差し上げました。
そして今回何よりもうれしかったのは、このブログを「見てます」というかたが結構いらっしゃったことです。ものすごくものすごく励みになります。
来年こそは出展をしたいです。

では行きます。一日目。





11:50くらいの風景。




 



振り返ると、一日目の人出は尋常ではありませんでした。


いきなり目についた自宅の錠前を電子錠化するデモ。どちらかというとMDFの使い方に興味があったり。


Kickstarterでも話題になっていたAgIC。銀のナノインクペンです。熱処理なしで書いたそばから配線ができるというもの。
銀のナノインクは真っ黒のはずですが、このインクは紺色ですね。ペン先からシートに乗って1秒かからないくらいで溶剤が飛んで銀光沢が出ています。なかなかギリギリのチューニングです。ペン先が乾いたり、長期間の保存にどの程度耐えられるのかな。
膜厚とか、抵抗値とか聞いたんですが、ブースの方は何もご存じなしでした。MakerFaireなんだからもう少し質問への準備がほしいところ。


ペンで書いてその場でLEDをつけるというデモをやっていました。
電流制限抵抗を入れずにダイレクトにつないでましたので、抵抗はそこそこ高いのでしょう。


エプソンもキャノンもやってるでしょうから、つぶされないことを期待。


お次、植物工場。好きですこの手。
まだ箱を作った段階で、育てるのはこれかららしいですが、頑張ってほしいです。私もやってみたいプロジェクトの一つなのです。
「来年はぜひ育てた野菜を配ってください」とお願いしてきました。



こちらはIRカメラ。遠赤外です。サーマルカメラですね。
16X4のサーモパイル素子を使っている様子。ちゃんとサーボモータでスキャンして画素を稼ぐようになっています。素晴らしい。



これもいいですね。超小型の3軸加工機です。残念ながら動いておりませんでしたが。筐体は
DMMに頼んで成型してもらったとのことでした。ちゃんとステッピングモータで制御されています。
結局動かなかった模様。



こちらも日本のクラウドファンディングで話題になっているレトロな外観のLEDランプ。これはうまく値付けをできれば売れると思います。


いろいろあったFabcrossのブース。
私はFabcrossが明電舎の関係とは全く知りませんでした。勉強になります。


麦茶をめんつゆに入れ替える例のやつ。などなど。




80Wのレーザ加工機。Trotec。
でもってもらいましたが、さすがにすごかったです。2.5㎜のMDFを丸く切るのですが、35W出力で100mm/secくらいは出ていたと思います。ちゃんと作ると私のレーザ加工機でもここまではできるんだとうれしくなりました。
切り口にヤニがついていないことを問うたところ、スピード速く切るときれいに切れるとのこと。ゆっくり切ると切断面が炭化してそれ以上レーザがっ入らなくなるということらしいです。なるほどなるほど思い当たるところがあります。勉強になります。


動画。恐ろしい子。

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2.4GHz帯を使った小型無線。トワイライトという名で売っているやつですね。たしか。



ハルロックとのコラボ。猫なしネコッターもちゃんとありました。


MFTらしいおバカな(ほめ言葉)出品。V32うねうね。


駆動元はソレノイドです。

 
うねうね
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こちらはローランドの光硬化型プリンタ。まだまだ高いですがさすがに出力はきれいでした。


アクリル系の樹脂を固めるので、塗料の乗りがよいとのこと。うなぎパイを作ってました。



これもMFTならでは。切るときに光ってすげえ音が出るナイフ。


ただし、スイッチは手動(笑
こんなのがあるからMFTはやめられません。



和菓子プリンタ。シリンジポンプをXY軸で駆動しています。


なかなかちゃんと作られています。


作品例。成型後もなぜか餡の押し出しは止まってなかった模様。制御してないのかな。3Dプリンタのファームで出来そうな気がしますが。


小規模ベンチャー向きの小さな市場がたくさんあり、かつ長期的に一定の需要が見込めそうなので私も注目しているのが食品へのメカトロニクス応用であります。


私の家のすぐ近くにあるホットプロシードさん。日本のFDM3Dプリンタの老舗です。 
湯前社長は今回もお元気に説明していらっしゃいました。


FDM/光硬化3Dプリンタ、レーザカッターと扱っていらっしゃいますが、今回はそれにCNCが加わるようです。


Shapeoko(クローン)ですね。


 MakerSlideを使うところがShapeokoの特徴です。Blade1でMaker Slideを使ってありますので関連が出来たのかもしれませんね。


Shapeokoの工夫のひとつであるベルト駆動部。伸びを考えるとあんまり力は入れられないように思いますが、面白い構成だと思います。テンション調整をするための機構とか参考にします。


もうひとつの工夫であるエキセントリックナット。外からはわかりませんがナットの中心と穴がずれており、ナットを回すことでVベアリングのMakerSlideへの噛付きを調整できるようになっています。こちらも剛性的には同なんだろうという気もしますが、非常に簡便な機構です。


ベルトの終端。


馬鹿でかいFDM3Dプリンタ。調整中。その後動いたらしいですが、結局見ておりません。


構造は一般的なものと同じ。すべてがでかくなっているので剛性まわりの工夫はたくさん見受けられます。


フィラメントを4本いっぺんにつかって3mmくらいの太さでプリントしていくようです。



こちらは東大の3Dプリンタ研究会の自作光硬化型プリンタ。


力技です。面白いんだろうなあ。



編機に絵を編み込ませます。デジタルミシンというのは見たことがありますが、デジタル編機というのははじめてみました。いやこれはデジタル化はされていないので正確にはデジタル編機ではないかもしれません。


5~6piくらいの画素密度であります。ドット絵編み込むとかわいいと思います。


自作3Dプリンタ。


話を聞いてみると福岡の大学生の方で、ここも見てくれてました。


アルミフレームにリニアガイドとなかなか贅沢なつくりですが、なぜかカプラはチューブ。この辺の作りが好きであります。


もうすぐ完成なのかな。
私に出来ることがあればお手伝いしますので連絡ください(笑

 
販売間近の半導体レーザ加工機。


約1.5Wの半導体レーザ(405nm)で加工を行います。


なかなかしっかりした作り。製品となるとやはりこうなるのですね。


1.5Wですので切断は布や紙程度です。が、マーキングは木材やプラスチックをはじめとして幅広い材料に対して加工可能です。手芸を趣味にする人たちに一定のニーズがありそうに思えます。
あとは約10万円という売価が受け入れられるかですね。


 内部にモータを仕込んで自分で回るルービックキューブ。ルービックキューブ独特のキューブの接続を保ったままモータで回しています。なかなかの力作。


こちらは富士通社員の有志プロジェクトとのこと。面白い人たちです。


カメラを積んだバトミントンの羽風の何か(笑
さぞやすごい映像が取れるのだとは思いますが、なにせでかいです。テニスラケットで打っても肩を壊しそうです。
元浜松市民としてインディアカへの応用を提案しておきました。


ほかにもいろいろ。



この説明を聞いているところで一日目はタイムアップでした。


 二日目。10時開場。これは10時5分の風景。昨日とは違って人出も落ち着いております。


ステッカー二枚目wwww


二日目は計画的にまず暗室から。


360度撮影の映像(動画)を球体ディスプレイに投影するという試み。


この展示を見ているときに一日目にお会いしたブログ友達の○本さんと再会し、その後ほとんど一日を一緒に回ることに。

これは光ファイバの束をモータで振り回すオブジェ。きれいです。


動画で。

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勝手に入るゴミ箱 で有名なみのくらさんの展示。


セグウェイメカ風のバランスロボットと飛行体の展示。飛行体の枠部分に上で紹介したストロラクチャーを使うことを提案。


力技シリーズ。去年はリレーだけで作った時計がありました。この手の無駄遣いは好きです。




デルタ型3Dプリンタも展示されていました。エクストルーダ部分に工夫というか苦労を解決した跡がたくさんありました。



で、そのデルタ機構を用いた手動複写機。



 波をかぶりながらでも動作する浅海探査機。


ボディーはベニア板にガラスクロスをかけてFRP補強した完全自作。すばらしい。


エンジンは草刈機です(笑 確かに先にスクリューつけるとちょうどいいですね。


指のリハビリのアシスト装置。


サーボモータで無理やり(笑)指を曲げてくれます。


昨年プリント基板ものさしを買って愛用しているのらとりえさん。


癒しのちび基板がたくさん売られていました。



3軸CDチェンジャ(笑
いや、ひょっとするとこれは笑ってはいけないのかもしれません(笑 世の中には非常に真剣に間違ったことをする人はいらっしゃるので
ご本人と話をしてみたかったのですが、残念ながらご不在。



 シンチレータを使ったスペクトロメータ。
今回も放射線検出器はいくつか出展がありましたが、これが一番本格的。ガンマ線エネルギースペクトルを可視化します。


この中に1インチ角のシンチレータ、ディテクタ(MPPC)そしてMCAまで入っているとのこと。


こちらは車輪のないライントレースロボット。
携帯用の振動モータと衣類用の埃取りブラシを使って一方向への移動を可能にしています。


一枚の基板上にうまくまとめられていますね。タイヤを使ったものは普通に見ますので、この珍しさは子供に受けそうです。


TK 80クローン。これがわかる人はかなりのおっさん。ちなみに私は高校の頃使ったことがあります。


糸を使った構造が面白かった動く三脚。




何に使うかは別として、糸を巻き込む力を動きに変えるところは非常に面白いと思います。
これなら誰が見てもどうやって動いているかが一目瞭然。壊れても修理も簡単です。

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脳波で迷路。30!(30の階乗→30x29x28x27x26x25x........) のパターンからあなたの脳波の状態に従った迷路を作ります。


落ち着いている人はシンプルな形状になるらしいです。
まわりはすごくうるさいにもかかわらずアルファ波でまくりの人もいるらしいです。すごいですね。


こちらはボイジャーと同じ通信を再現するプロジェクト。好きそうなおじさんたちの集団です。


100dBのアッテネータ(笑
ちなみにボイジャーからの通信の電波強度は-180dBだそうです。




カメラで撮影した画像から輪郭を抽出し、リサージュでオシロに描くというプロジェクト。
アスキーアートカメラといいみんな好きですね。
ちなみにこれは私。



背面にはレーザプロジェクタで投影されています。


読んだ通り。


ご本人はいたって真剣の様子でしたので茶化すのはやめます。


これがプログラム部分かな。



小さなディスプレイが3Dプリントされた小さなフレームに入っています。
こんなのがすぐに作れるのも今の時代だからこそですね。



人工衛星モノをアクセサリにしています。


ハヤブサ?のピアス。JAXA公認であることに少々驚きました。


ここからは屋外展示。
トラ技購読の方はご存知の電動シリーズ。




気がついたらほかの屋外展示は写真を撮っておりませんでした。
このほかは去年もドカンといわせていた空気砲の青年や、九州工大の電気自動車など。

再び戻って、
昨年大感動したマーブルドロップ風小さい動くオブジェたち。相変わらずすごいです。
新作がこちら。アクリルの板の間を絶妙なスピードで玉が転がっていきます。空中に浮いているようです。すばらしい。


いくつかの作品は東急ハンズで販売されるらしいですよ。
これは売れると思います。


見たまま(笑



三種類の餡子をストライプ状に出力する装置。


その動画。
このあと「どうぞ」とスプーンを差し出されました。Maker Faire で食べ物を口に入れるとは思いませんでした(笑

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BTLEを使ったリモートセンサ。可能性を感じます。これからのセンサネットワーク、M2M、IoTといった流れですね。今後この手の展示は増えていくのでしょう。



 実体験から作られたであろう一品。


メカとしてはどうということはないのですが、実際に形にして人に見せるということが大事なのだと思います。


こちらもなかなかのもの。
フライトシミュレータのコントローラーです。写真には写っていませんが、ペダルもあります。
木(ベニアコンパネ)、糸、バネ、戸車、ひもというそこら辺に転がっている材料で作られております。ボリュームの電圧変化をADコンバータで読み取ってPCに送ります。USBコントローラが乗ったPICが使われています。Arduinoがこれほど広がる前から電子工作をしている人はやはりPICですね。


プラレール運行システム(笑
私は鉄ではありませんが、この手は大好きです。


お父さんが運転する車の状況を刻々とスマホに伝えるシステム。
助手席でお父さんの走行データを見ながらお子さんが運転の体験をすることが出来ます。なかなか面白い。


「LチカLSI作ってみた」で話題になったカスタムLSI自作。Makersにこの世界が降りてくることは果たしてあるのでしょうか。AgICも出てきたことだし、有機トランジスタがプリントできるようになるまで待ちですかね。



ニキシー管腕時計。


こちらが去年話があまり聞けなかったニキシー管自作プロジェクト。
今年はちゃんと動いてました。説明もプロセスを追って詳しいものが準備されています。すばらしい。



スピンコータ。自作かな。


動作しているニキシー管。


電極や部材。


ねぎミクの電極もあります。実際に点灯デモがなされていましたが、リークが少々あるようでした。




デザイン性にあふれるLEDランプ。これもデザイン意識の高い系の人々に売れると思われます。


SoHo向けチップマウンタ。ニーズがある......のかな....



前の週に北九州で社長の講演を聴いたユカイ工学。


Konashi。
前々からKonashiの名前の由来が気になっていたので聞いてみました。
答えはこちら由来とのこと。この「こなし」がきちんとできるようになると和菓子職人として一人前なんだそうです。なるほどです。


プリント基板上にLEDと部品を載せて、上から樹脂をコーティングしたアクセサリ。なかなか質感が良く、この手の電子工作アクセサリとしては良く出来ていると思いました。アクリル系の透明樹脂に思えますがどうやって気泡もなくきれいに乗せてるんでしょうね。


ボトルシップならぬボトル電子工作。人垣のため詳しい話を聞けず。
ブレットボードが狭口ビンの中に入っています。どうやっているのかまったく想像がつきません。


マー(笑


昨年「振動する磁石のオブジェ」でいたく感動した今江科学さん。
今年は全く違うコンセプトで潜水模型です。いや守備範囲の広いこと。


ひとつ下の写真にある船体が水中を航行します(動画展示がありました)。その際の姿勢制御に使われている機構。錘の位置を前後させることで重心点を変え、首を上下させています。賢い。


船体も手作り。外の塗装が余りに完璧なのでプラモデルベースかと思いましたらフルスクラッチでした。


プラスチックファイバで小さな船室の明かりまで再現されています。


去年もあったけど時間切れで話が聞けなかった軌道エレベータプロジェクト。


アラミドのベルトをしっかりと抱き込んで上下します。


動いていること。

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で、詳しい話を聞いてみるとやはり非常に面白いです。
まず、駆動モータはインバータ制御のACモータ。始動トルク、最高速確保、ギアの軽量化等々いろいろなせめぎあいがあったのだと思いますが、最終形はクラッチ使用になっています。動き出すときはまずモータを回しておいてクラッチを滑らせながら加速していくようです。


停止時はサーボモータを使ったブレーキが二枚のディスクをしっかりつかんで止めています。
これで20kgの荷物を運び上げるスペックになっているとのこと。


最後は美しい系で終わります。

紙を切って、立体感が出るように配置しています。すばらしい美しさです。


みんな大好きミクさん。
最近何度か紙をレーザカッターで切ったりしましたので、この手には興味があります。




どんな配置をするとどのような効果が出るのか見てみたいのですが、


良くわかりません。とにかく美しいです。


最後に美しいものを見て目の保養になりました。

さて、この時点で17:40です。結局二日間かけてもすべてを満足に見ることは出来ませんでした。
ですが、体力も限界。飛行機の時間も気になります。


ということで、後ろ髪を引かれながら会場を後にしました。




来年はぜひ出展して、また違った視点からまとめをしたいですね。
ものすごく疲れましたが、ものすごく楽しい Maker Faire Tokyo 2014 でありました。

8 件のコメント:

  1. どうも、ウェイです。

    MFT2014、どうもお疲れ様でした。

    今年も行きたかったのですが都合で行けなかったのが大変残念です。
    みら太さんのブログのまとめを拝見して、今年も興味深々の出展物が
    色々あったようですね。

    私個人的には、ハルロックのブースと自作ニキシー管の出展物に興味が
    あります。

    最後に来年のMFTは、なるべく行きたいと思っております。

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    1. ウェイさんどうもです。今年も面白かったですよ。
      でも、二日も回ったのに全部は見てません。ほかの方のレポートを見ると必ず「そんなんあったっけ」というものを見つけます。
      レポートされてる方によってそれぞれ興味の対象が違いますので(私はほとんどロボットに興味がないとか)ある程度はしかたないともおもいますが、それでもあと半日くらいほしかったですね。この調子で規模が拡大していくと来年はどうなるんだろうという気がします。
      ニキシー管は展示に力が入ってましたよ。残念ながらねぎミクさんはガス抜けで元気がありませんでしたが。
      ハルロックのブースはお嬢さん方がかわいらしかったです。Maker側にいらっしゃる女性はどなたも知的で洗練された方が多いですね。男どものむさくるしさとは一線を画しております。なんかイメージと(良い方向に)だいぶ違います。
      来年はぜひ会場でお会いしましょう。
      というかその前にウェイさんはぜひ我が家へお越しください(笑

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  2. シルエットカメラを出展していた者です。ご覧いただいてありがとうございました。かなり前からこちらの読者です。他の出展をあまり見て回れていなかったので、このレポートで様子がよくわかりました。ありがとうございます。
    是非来年出展されてください。スパッタ装置や自作レーザ管等々拝見したいです!

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    1. TT@北海道さん、MFT出展お疲れ様でした。
      ここを見てくださっていたとは。お声がけすればよかったですね。何ヶ所かブログの中の人名刺を残したところもあるのですが、押し付けがましい&宣伝っぽいので自粛モードでした。
      私は、二日目にお邪魔してリサージュの話とか、昨年展示されていたオシロを使った時計の話とか、ポリゴンミラーの駆動の構造とか、そんな話をさせていただきました。わかるかな。

      去年も「来年は出してみたいな」とぼんやりと思ったのですが、今年は明確に決断しました。来年は出展します。審査を通ればですが。やってることの目新しさはあると思うのですが「危ないからだめよ」といわれそうです(笑

      ありがとうございました。

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  3. AAカメラの遊舎工房です!
    作品の紹介ありがとうございました。
    AAと完全一致で笑いましたw

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    1. 遊舎工房さん、すばらしい展示をありがとうございました。
      いやほんとに写真(?)がプリントされたときに真っ先に浮かんだのがあのAAでした。なんか後ろにポスター代わりの棒も写ってるし。
      脱帽のアイデアと努力とアホさ加減(注:絶大なほめ言葉)です。まったくすばらしい。
      今後の発展を大いに期待しています。
      来年はぜひ出展者としてお会いしたいです。

      ありがとうございました。

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  4. あっ「サンドブラストは川砂でイケる」と横から口出しした者です。
    ニキシー管を自作してる人がMakeでいたっけなあ、とググっていてたどり着きました。
    だんだんMakeも野蛮なものが少なくなってきてしまって今年は行かなかったけど、来年はどうなんでしょうね。

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  5. nomad daemonさんどうもです。覚えてます(笑
    今年出展してわかったことですが、ちゃんと準備して内容を開示すれば大抵のことはできるという印象です。
    事前検査も消防法に基づく検査だけでした。数百Vの電源には(消防法的には)なんのお咎めもなしです。もちろん出展者の責任で安全を確保する必要がありますが。
    先日デザイン展示で男の子が亡くなるという不幸な事故が起きましたので、来年は一段厳しくなるかもしれないですね。

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