2015年8月16日日曜日

液晶テレビの分解 その2


めでたくぞろ目であります。



それはさておき、
理由は不明ですがみら太な日々の投稿の中で閲覧数が非常に多いのが液晶テレビの分解です。
ダントツ人気は超音波カッターで、これはまだわかりますが、次がテレビの分解とは。

前回分解時は液晶テレビなるものの構造をよく理解しておらず、「どでかいアクリル板ゲットだぜ」という期待もむなしく何も得られませんでした。

で、満を持して二回目であります。
再びの液晶テレビ分解ではありますが、同じ轍は踏まないのであります。すでにたくさんの分解経験を積み、何を分解すべきかそして何を分解せざるべきかを心得たのであります。

   士別れて三日なれば刮目して相待すべし

三日どころか前回の分解は一年以上前の話であります。分解技術士レベルは3段くらい上がっているのであります。

前置きはさておき、「どの液晶テレビを分解すべきか」です。
これは一言「硬いやつ」です。何が硬いのかというと画面です。
前回の分解で明らかになったとおり、液晶テレビのバックライト構造はPCディスプレイのものとは異なり、直接冷陰極管が並んでいます。導光板を使っていないという意味です。
みら太な日々的にもっとも興味があるのはこの導光板です。アクリルの厚い板なのです。いろいろな工作に使うことが出来ます。
一般的な液晶を用いた薄型テレビのうち32インチあたりより大きなものはまず導光板を使わない構造と言い切っていいかと思います。バックライトには冷陰極管が直接並んでいます。最近ならLEDということになりますか。
これは画面の中央付近をちょっと押してやるとすぐにわかります。導光板がないディスプレイは軽く押しただけでたわみます。これは薄い液晶パネルの裏側が空洞になっていて、そこにバックライトが並んでいるからです。導光板があるタイプは少なくとも6mm程度のアクリル板が入っていますので指で押したくらいでたわむものではありません。つまり硬いのです。

では今回の分解に入ります。
今回捌くのはLG電子のこちらのアナログテレビです。「硬いやつ」であることは入手時点で確認済みです。
とある方からいただいたのですが、まだ動くので分解は躊躇していました。
しかしながら、アナログテレビはもはやラズパイやゲームマシンでも繋ぐ位しか用途がありません。
それになにやら転勤のにおいも漂ってきておりますので、身辺整理も考えておく必要があります。
ということで思い切ってパーツになってもらうことにしました。


うら


裏のケーブル隠し板を外してねじを外すと台座が外れます。
あとはとにかく見えるねじを外していくだけ。


背面パネルが外れました。右の基板は冷陰極管用のインバータですが、前回分解のものと比較して基板が小さく、また出力線がパネルの上下にしか入っておりません。これは冷陰極管+導光板構造のパネルの証拠です。この時点でアクリル板ゲットが確定します。


外せるものをどんどん外していきます。
このあたりの基板にも取り外しできる有用な部品がたくさん乗っているのですが、みら太な日々のジャンク部品庫はすでに満タンなので無視します。


板金板を外すとメインボードです。下半分がチューナー部、上のでっかいICのところが液晶コントローラです。このあたりも私にもう少し知識があればいろいろと面白いことが出来るんだろうと思うんですけどね。


ここからは取り出すものがありません。
せめて、ということで放熱板くらい回収します。こんなんでも買ったらすぐ100円とかしますよ。


メインボード外しました。いよいよパネルです。


パネルひっくり返しました。表から外せるねじを全部外します。


裏返してこちらもねじを外していきます。
液晶パネルに使われているねじはどれも小さく、数も多いので重宝します。


液晶のドライバ部です。フレキにベアチップが載っています。このあたりはまったく手の出しようがありません。さくっとカッターで切ります。


枠はずします。


目的のブツはここにあります。


パネルの中からアクリル板だけを引き抜きます。
以前はパネルもばらばらにしていましたが、分解技術が向上した現在では目的物以外は出来るだけ触りません。

※液晶は一般的に毒性があります。パネルを割らない限り触れることはありませんが、分解なさる方はご注意ください。


目的のものだけ回収したら、あとは出来るだけ元通りの位置に戻していきます。
こうしないとかさばってどうしようもなくなります。


台座からも忘れずにねじを回収します。


今回の成果物。
たっぴんぐねじが50本くらい、M2~M4の小ねじがやはり50本くらい。そして厚さ8mmのアクリル板です。
アクリル板は導光を均一に拡散させるための模様が入っており、透明ではありませんが、それはまたそれで味があるのです。もちろん構造材として使う分にはただの平らな板なので何の問題もありません。こんな板買ったら高いですよ。
それからねじもありがたいです。たくさんの種類が一度に手に入ります。一度の分解ではこんなもんですが、いろいろ数を重ねていくとジャンクねじがビンいっぱいたまります。こうなるとたいていの作業をするのにねじを買う必要がなくなってきます。私はねじそのものが好きなのでさらに買いますが(笑


収穫したアクリル板を板材置き場へ。
過去に分解したディスプレイのアクリル板のほか、スキャナから回収したガラス板もここです。
いずれもさまざまな工作に大活躍してくれる貴重な材料たちです。


分解が終了したテレビ。


お疲れ様でした。
有用な部品は出来るだけリサイクルして次の世代につないでいきましょう。

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