2016年10月30日日曜日

自作3Dプリンタ その6

 
X軸を完成させたつもりでおりましたが、改めて見ていると、もっと合理的な構造を思いつきましたので小改造を施しました。モータと反対側のプーリーの部分です。

これまでの構造はこうなっていました。右端の部分ね。


下から見たとこ。


これをこう変更しようと思います。
無理に3Dプリントしたパーツを使わなくてもベース板を延ばして来ればねじ止め出来ることに気がついたのです。


裏から。


ちょうど注文していたプーリーも届きました。
これとM5のねじを使ってプーリー部分を作ることにします。


プーリーはベースから5mmくらい浮いたところに置く必要がありますので、ナットを一つ入れますが、ナットの上で位置を微調整するのにちょうどよいスペーサーがありません。ワッシャ積み重ねてもいいんですが、見た目が間抜けなので、こんなチューブを使ってスペーサーを作ることにしました。


チューブを真っ直ぐに切ってネジを通します。
真っ直ぐ切ると言えばコレ。新加入でいきなり四番に定着したアルティメットカッター氏です。


こんな薄いスペーサーを両端並行にスパッと気持ちよく切ってくれます。素晴らしい。


上のスペーサーと、


下のスペーサーをどちらも作りました。素晴らしい完成度。


では、現状こうなっておりますX軸をばらして改造していきます。


新たに長さを変更したベース板を切り出します。


この部分の設計は変更ありません。


こっちの方が長く伸びています。


わが家のレーザ加工機のステージサイズの限界320mmに近いです。


切れました。


取り出して、


抜いて、


皿ネジ用のザグリ加工を行います。こちらも新戦力の面取りカッター氏。


非常に非常に美しいザグリ加工が出来ました。持つべきものは道具です。


ここのところ好感度急上昇中の皿ネジがぴたりと収まります。これが気持ち良いことといったら。


ベース板を取り替える前にザグリ加工部のZ軸への取り付けを確認します。



仮止めしてみました。


ぴったりです。ネジ頭の飛び出しはまったくありません。


びくともしません。かなりのトルクでねじを締めておりますが、ネジとザグリが面と面で当たっていますのでアクリル板が割れたりする不安も感じません。素晴らしい。


ということで、ばらして取り換えの作業に入ります。


いままでアングルとベース板の接続はM4ねじとM4の六角ナットを使っていました。
六角ナットではアングルの溝との大きさが合っていない上に、溝の中でくるくる回るので締め付けもうまくいきません。


それはこのリニアガイドとアングル間にも同じことが言えます。


それを今回ようやく角ナットに変更します。中華通販が届きました。


こんな感じに入れて、


締め付けます。


角ナットは溝にぴったりはまっていますので回転しません。のでねじ側から締め込んでいくだけで固定ができます。非常に楽です。


リニアガイド側も同様。


これで主要部分の組み付けは終わりです。


いよいよ先端にプーリーを取り付けます。といってもナットで受けて締め込むだけなので簡単です。


取り付けたプーリにベルトを回して、元通りに固定します。
もうベルトは余らせておく必要はないと判断しました。アルティメットカッター氏で切ります。もちろんポクっと切れます。気持ち良いです。


旧ベース板。あとはリミットスイッチを引っ越しすれば完了です。


X軸があまりにスムースに動くので、ひょっとすると、この小型のステッピングモータでも十分かもしれません。このモータが使えればデザイン的にすっきりします。ヘッド取り付けて動かせるようになったら一度試してみましょう。


改造完了です。


早くZ軸の設計を済ませて必要な部材発注に進みたいところですが、実はモータを上下どちらに固定するかで悩んでいます。上につければ構造は簡単ですが、見た目が間抜けになるように思われるのです。お手本にしているCetus3DもZ軸のモータは下についています。モータを下にすると重心も低くなり、デザイン的にもすっきりするのですが、Z軸を垂直に固定するために工夫が必要になります。Cetus3Dでは汎用品ではない大きなL金具を作ってこの問題を解決しています。同じようにすればよいのですが、何とか汎用品で乗り越えたいところです。もう少し考えてみます。

2016年10月23日日曜日

アルティメットカッター礼賛

 
先週買ったもので紹介しましたゴッドハンドアルティメットカッターでいろんなものを切ってみます。とにかくよく切れます。

こちら。


カッターの替え刃「小」を使って切断する手持ち裁断機といった風情の工具です。


「究極」の刻印が誇らしげに入っています。正に究極に恥じない切れ味です。


刃が落ちるところにはプラ棒をセットするようになっています。これも交換することが可能なメンテナンスパーツです。


カッターの刃がむき出しになっていますので、取り扱いには注意が必要です。


棒材などを切断するときのために、根元に近い部分に切り欠きが入っています。
また、切り欠きのさらに根元側には材に対して垂直に刃を入れるためのガイドがついています。


さて、このアルティメットカッターの素晴らしい切れ味をしっかりとお伝えしたく、この投稿ではいつになく動画たくさんでお送りいたします。
切断の映像はもとより、切断するときの音もぜひ聞いてみてください。切れている感、すごくよく切れている感が音でもわかるのです。

ではまず全体の様子の紹介と、切断は序の口ポリ袋から。


お次、割りばし切ってみます。
割りばしのように厚めというか太めのものは専用の切断エリアが設けられております。
切り口が真っ直ぐなので切断したかけらを立てることができます。



切れ端を縦に切断してみます。切断面があまりになめらかなので光沢を放っております。
わかりますかね。



次にプラスチックを切ってみます。
まずは柔らかいポリプロピレンから。切っているのは100均で売っている引き出しの仕切り板です。
切り口が真っ直ぐで、切断物がきれいな直方体になっているのがわかります。
そして、残りの部分は縦に切っています。これも立てることができます。素晴らしい。
切断するのにほとんど力は要りません。「ポクッ」という感じの切断感。心地よいです。


さらにこの切れ端を薄く切ってみます。
1mm以下の厚さにサクサク切れます。しかも切り口がだれるようなことが一切ありません。


お次、硬いプラスチックとして2mmtのアクリルを切ってみます。
アクリルを刃物で「切る」というのは無謀な感じがします。ガラスを切るようなもんです。割れてしまいそうな気がしますが、そうでもないのです。さすがに切り口真っ直ぐ、というわけにはいきませんが、アクリルカッターで何度も筋を入れて折るよりははるかにきれいな切り口です。
ではどうぞ。


お次、よく切りそうなものとして、フラットケーブルがあります。これを切ってみます。いつもならはさみを使うところです。なかなか真っ直ぐきれいには切れないんですよね。
もちろんあっさり切れます。プチッという高めの切断音が心地よいです。


フラットケーブル切ったら、次は基板ですよね。細いものですが切ってみました。
当然切れます。


サンドペーパーも切ってみます。
ボークスなんかにヤスリスティックとして専用のものが売ってますが、ヘラの先にサンドペーパーを貼り付けると細かな削り作業に重宝するツールを作ることができます。
きれいな形にカットしないと使いにくいものですが、アルティメットカッターを使うとそれも簡単に量産できます。はさみでこれをやると一気にはさみがダメになりますが、刃の交換が自在のアルティメットカッターなら安心してぶった切れます。
ちなみに、本当に切れ味が落ちたはさみは、サンドペーパーを切ると切れ味が復活します(笑


ということで、サンドペーパーを切って切れ味が落ちたところで、刃の交換をしてみます。
刃の取り外しは簡単で、刃を押さえているパーツを六角レンチで緩めて外すだけです。
ケガをしないように気を付けて。


取り付けは取り外しの逆手順です。気をつけるところは、刃が落ちたときに対面のプラ棒に並行になるように固定することです。これは締め付けるときにレバーを握って位置調整をしてやるとよい感じに決めることができます。


交換した刃で最後にアルミホイルを切ってみます。アルミホイルもなかなかきれいに切ることが難しいものの一つですよね。
アルティメットカッターを使うと、カッターで切るときのような引っ掛かりもないし、はさみで切った時のような切断物の反りも全くありません。素晴らしい限りです。

ということで、アルティメットカッターを高く高く崇め奉る投稿でした。
アルティメットカッターは販売価格が1万円以上と、簡単に変える金額ではありません。購入にはなかなか勇気が必要です。私もネットの情報から素晴らしいものであるらしいことは十分感じていたのですが、やはりしばらく躊躇した末の購入でした。
で、買った結論は「もっと早く買っておけばよかった」でした。本当に本当に素晴らしいツールです。

で、先週の投稿にも書きましたが、あまりに素晴らしい切れ味に感動してツイートをしたところ、結構な数のリツイートをいただきました。
それでもって先日、私のツイートが拡散されて目に留まったのでしょうか、なんとゴッドハンド株式会社の角田代表にフォローいただくという光栄に浴しました。
ありがとうございました。

良い工具との出会いは本当に素晴らしいものです。作業を効率化し、仕上がりを美しくし、何よりも作業することを楽しくしてくれます。そしてさらに所有する喜びまで与えてくれるのです。
本当に良い買い物でした。

2016年10月16日日曜日

買ったものとか

 
先週金曜日は福岡へ出張しておりましたので、この週末は実家で過ごして先ほど横浜基地へ戻ってまいりました。
実家に帰るとついこちらへいろいろとガラクタをお宝を持ってきます。今回も持って来ました。
また、ここのところ中国通販で懲りもせずなんやかやと購入しておりまして、その一部が帰省している間に届いておりました。
ということで、今週はこれといった活動をしておりませんので、買ったもの、持ってきたものなど紹介しましてお茶を濁したいと思います。

まず持ってきたものです。ちょっと珍しいこちらのジャンク。
こんなものがあるのか、と最初見たときに思いました。リニアガイドのブロックの半分みたいなパーツです。
通常はリニアガイドのブロックはレールを抱き込むように両側にボールがありますが、これはそれが半分しかありません。


レールと合わせてみましょう。こんな風に使います。
レールもちょうど半分になっています。


よく見てみましょう。
レールはこんな感じに片方にしか凸部がありません。


 そこにこんな具合にブロックをあてがいます。


当然ですが、押し付けているだけですので、手を離すとブロック(の半分)はレールから落っこちます。
ので、レールは必ず二本組で、ブロックも一対以上使います。で、レールとブロックをそれぞれスライドさせたいステージなりベースなりに固定して使います。固定する際に、二本のレールの幅とブロックの幅をきっちりと合わせて取り付けることでリニアガイドと同様の使い勝手の直動機構を構成することができます。
普通であれば二本のリニアガイドを並行に取り付けて使うところで、二本のリニアガイドのそれぞれ外側だけを使っている感じといえばわかるかな。
ということで、取り付けはやや面倒で、製作精度の問題はありますが、取り付け方ひとつで二本のレールをぴったりくっつけた状態から、大きく離した配置まで、リニアガイドで言うところのレールの幅を自由に調整することができます。
これは、設計中の3DプリンタのY軸、すなわちステージを載せるところに使おうと思っております。


お次。これも持ってきたもの。小型のステッピングモータです。
特に意味はないです。帰省のたびにモータを少しずつ横浜へ移動させております。今回もその一環であります。


ここからは買ったものです。
まず穴あけとザグリ加工が同時にできるセンタードリル。Aliexpressこちらのものです。
セットで$3.5とあいかわらず激安。使えるかどうかはテストの必要があります。来週にでも。


2020アルミフレーム用角ナット。100個で$10ですので、まずまずの値段かと。
フレームへのねじ止めはやはり角ナットを使わないとカチッと来ないのであります。


前から一度触ってみたいと思っていたサーボモータ。サーボモータというとACサーボなんかと間違えそうです。こちらはラジコンやロボットに使うサーボモータです。PWM信号で回転角度を制御することができます。


非常に小さいです。10個セットで$18です。これまた激安。


最後は今回の買い物の目玉。ゴッドハンドのアルティメットカッターです。


ハードオフですごい量のカッターの替え刃を入手してしまいましたので、それを活用するべく購入してみました。


これ、めっちゃかっこいいハンドツールです。


開いたとこ。


このツールのすごいところは、多量に入手したカッターの替え刃を切断刃物として使うことが出来る点で、切れ味が悪くなったら簡単に刃を交換することができます。
こちらにカッターの替え刃を固定します。


反対側はこのようにプラ棒がついています。刃はこのプラ棒のちょうど真ん中あたりに落ちてきます。ということで、刃は片方にしかありません。動作機構としてははさみやニッパーに近いですが、切断部分の構造は裁断機に近いです。手持ち裁断機といったところかな。


カッターの替え刃の刃渡りがありますので、70mm程度のものまで切ることができます。


でですよ、この切れ味がものすごいんです。もう一度言います。ものすごい切れ味なんです。
しかもこの切れ味が刃を替えることでいつでも復活するのです。刃こぼれとか気にしなくてもいいんです。素晴らしい。
あまりに切れ味がいいので、その感動をツイートしたところ、200以上のリツイートとお気に入り登録をいただきました。みんな好きなんですね。
ということで、かなりこの製品の宣伝に貢献したみら太な日々であります。

このアルティメットカッターの切れ味については次週にでも特出しで投稿を作りたいと思います。
Google先生に聞きますと、アルティメットカッターを購入なさった多くの方の称賛の記事が見つかりますが、動画についてはプラ板切ってるとこしか無いようですので、もっといろいろなものを切った感じを動画で紹介したいと思います。いやほんとすごいんですよ。お楽しみに。

ということで、本日は福岡から飛行機で移動してきてやや疲れました。さらに、機内にタブレットを忘れてくるというミスまでしてしまい、忘れ物届けは出したのでまず大丈夫だろうと思いつつもやや落ち込んでいるみら太な日々であります。