2016年10月9日日曜日

面取りカッター

 
ここのところ仕事でも趣味でも「アクリルのザグリ問題」が発生しております。
ザグリ穴がうまく加工できないのであります。

さて、皆様はどんなネジがお好きですか(笑
あんまりこんな質問をされることはないかと思いますが、私の場合新橋駅を出たところでいきなりマイクを突き付けられても瞬間的に「そりゃもちろんトラスでしょう」と答える自信があるくらいトラスネジが好きであります。特にM3、M4あたりの16mmくらいのトラスタッピングがプロポーション的にセクシーであります。
逆に嫌いなネジは何ですかと問われたら、これも「皿ネジです」と即答できます。それくらい皿ネジは嫌いであります。きちんと加工された市販品ならともかく、自分で皿ネジのザグリ穴を開けてうまく行った経験がありません。
ということで、二つ目の小ネタはこの問題を解決するために購入した面取りカッターです。

このところ急遽取り組んでおります自作3Dプリンタには皿ネジを使うところがたくさん出てきて困っております。
スライドブロックを動かす際に鍋ネジの頭は邪魔であります。そこで出来るだけスライド動作周りには突起をなくすべく皿ネジを使用します。ということでやむなくザグリ加工をする必要が出てきます。
例えばM3の皿ネジであればザグリ径は6mmくらいです。そこで6.5mmのドリル刃で3.2mmの元穴をそっと広げていくのですが、ほとんどの場合「浅すぎ、または深すぎ」「センターがずれる」といったイライラする問題が発生します。たとえ上手く開いたと思っても「なんか違う」感が残り、結果として非常に美しくない代物が出来上がります。

基本的に皿ネジが嫌いなので、いままであんまりまじめに調べてこなかったのですが、今回仕方なく調べてみると「なんだそういうことか」と納得することが多くありました。
そもそも私はやるべき加工をやらずに、「どうやってもうまくいかないから」と皿ネジを嫌っていたようなのです。
皿ネジの皿の壁面の角度は90度です。立体角で90度と行った方がいいかな。これに対して、一般的な鉄鋼用ドリルの刃先の角度は118度です。これには力学的な理由があるようですが、調べているうちに興味を失った(笑)ので、突っ込みたい方はGoogle先生に聞いてください。
つまり、すり鉢状斜面の立体角が118度のところに90度のねじを入れて「なんか違う」と思っていたわけです。「なんか違う」の「なんか」は斜面の角度だったのです。

ということで買ってみました。これ。
「面取り角度90度」と書いてあります。これならぴったりのはずです。
近くのセキチューみなとみらい店で900円くらいでした。とりあえずM5くらいまでのザグリが出来ればいいなと思って10mm径のものを選びました。


ということで早速実験です。
5mmtクリアアクリル板に3.2mmの穴を開けます。


そこを新兵器でザグッていきます。この面取りカッターは切削面が立っているのでアクリルも割れの心配が無いです。しゃくしゃくと削り取っていく感じです。しかも刃は一か所にしかないので徐々にしか削れて行かないのです。作業性は高くないのかもしれませんが、いきなり噛み込むといった恐れが一切感じられません。

ということで、あっさりと綺麗なザグリ加工が出来ました。ちょっと気を付ければセンターのずれもほとんどありません。


わかりますかね。きれいな面が出ています。


M3皿ネジを入れてみると、あらら、深すぎました。が、壁面のぴったり感は今までにないものがあります。収まるところに収まった感じがします。面と面があたっている感じです。
なるほど。これだったんですね。


せっかくですので、下穴を4.3mmまで広げてM4の皿ネジを入れてみました。


これでもちょいと大きめですが非常にぴったりしています。面で当たっているので、挿し込んでいるだけなのにぐらつきがないです。素晴らしい感覚。今までに無かった感動であります。


ということで、持つべきものは道具だということを改めて確認すると共に、今後は皿ネジが二階級くらい特進しそうな感じです。いいですね皿ネジ。食わず嫌いをしていたことを反省したいと思います。

ほんとのほんとはセンタードリルのザグリ刃が欲しいところです。が、これが高いんですよ。
ネジ穴ごとにサイズそろえないといけませんしね。
いずれセンタードリルも少しずつ買いそろえていきたいと思ったみら太な日々でありました。

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