2017年7月23日日曜日

100均扇子の強化

 
まことに暑い日が続く今日この頃ですが、明日から1週間さらに暑い深圳へ出張です。
ということで、仕事の準備でいろいろバタバタしているところです。そんな中、衣類袋などを買いに出たついでに新しい扇子を買ってきました。
今使っているものは、というか使っている扇子はずっと100均のものです。いや、ちゃんとした(笑)ものも持っているんですよ。でも海外出張なんかで忘れて来たらいやじゃないですか。ので100均のモノを愛用です。品質的にはナニですが、実用上ほぼ問題はないのです。
ほぼ問題は無いのですが、品質のばらつきによってはどうにも使えないものに当たることがあります。最もよく起きるのはカナメが壊れることでしょう。

こちらが購入した扇子。置き忘れたときのために2つ購入。


で、これがカナメです。扇子の骨をまとめて扇状に開くときの支点となる扇子の肝ともいえるパーツです。
肝心要(かんじんかなめ)とはよく言ったもので、このカナメが外れると骨がバラバラになって即座に完全破壊され扇子としての用を待ったくなさなくなります。


しかしながらこのカナメ、100均の扇子では実に頼りない作り方になっています。
プラスチック部材でできており、穴の両端部分が鉄アレイのように膨らんでいて外れないようになっています。が、この構造当たり前ですが両端のふくらみを作ってから穴に入れようったって入るはずがありません。穴に通したあとで作っているのです。
形状から想像するに、片方のふくらみは最初からあります。ちょうど鍋ネジのような形といえばわかりますかね。で、それを穴に通した後に、他端を熱で溶かして頭を作っているようなのです。リベット止めみたいな感じです。
問題はこの熱で溶かす工程です。上手に作業が出来ていると両方のふくらみは同じような形状になるのですが、へたくそさんが作業すると膨らみが小さくしか出来ておらず、すぐに削れてカナメが抜けてしまうのです。
これが今回買ったものの熱処理部分。実に怪しいです。


ということで、出先で外れることが無いようにこの部分を強化します。
まずいきなりですがこの怪しい頭を切り落としてカナメを外します。


そしてそこにM3の長ネジを入れます。このカナメ部材、きっちり3mmΦでできています。


手持ちのねじではちょいと長すぎて邪魔そうなので2mmほど切り落とします。
ここで電工ペンチが登場。


私の周りにはご存知ない方も多いのでここで電工ペンチのべんりな機能をご紹介。
ペンチの軸周りにこのようにM3だのM5だのと書かれた穴があります。じつはこれねじを切断するために使う部分です。


このねじ径が書いてある穴にはその径でねじが切ってあります、そこに切りたいねじをねじ込んでいきます。


すると一定角度開いた状態で裏側に貫通穴があり、そこからねじが頭を出します。


この状態でペンチを握るとねじがギロチンされてこのように切断されます。
ねじを入れた方はねじ切りがなされており、きちんと固定された状態でギロチンされますのでねじ山が潰れることがありません。
同じことをニッパー(を使うのはあんまりだと思いますが)のような刃物や金鋸なんかでやりますと、切断部分のねじ山が潰れてしまってナットを入れようにも入らないことが多いです。それがこの方法ではほとんど起きません。
私はこの方法でM3のネジまでは切断します。電工ペンチにはM5まで切断のための穴が開いておりますが、M3以上は並みの握力では切断できません。M4までは切ったことがありますが、一本がいいとこです。手が痛くなります。M5は切れたとしてもペンチにダメージがあるんじゃないかなあ。
逆にM2なんかはスパスパ切れますので、M2についてはある程度長いねじを買っておけば切って使うことができ、いろいろサイズをそろえる必要がなくなります。これ便利です。


さて、適切な長さにねじを切断してもう一度カナメの穴に通して、


ナットで締めます。ここでは早速3Dプリンタさんから外したゆるみ止めナットを使います。ホットベッド下の4か所だけにM3のゆるみ止めナットが使われていたのです。
ねじの端と締め込み高さそろえることで引っ掛かりを防ぐこともできますね。


完成。これでカナメが外れるということはまず発生しません。最も弱いパーツから最も耐久性が高いパーツになりました。ここが壊れる前にほかの部分がダメになるのは間違いありません。


買って来た二本とも同じ改造を施しました。


これで安心して持っていくことができます。
あとは無くさないように注意であります。

2 件のコメント:

  1. 昔、横浜中華街を探しまわって鉄扇を購入したことがあります
    質感、強度共に申し分なく大変良い品だったのですが
    使用開始半日で私の手首が逝きました
    早々に利用を諦めてしまいましたが
    なんらかの手首強化策を練るべきだったかも知れませんね

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    1. choitechさんどうもです。
      手首鍛えましょう笑
      そも、鉄扇って武器ですよね。中華街ですか、大世界あたりですかね。見てみたい。

      中国の訪問先企業でブログの話になり、これ見せたら大うけでした。
      残念ながら中国本土からbloggerは見れないんですが、VPN通してみてもらいました。
      中国では小さな扇子は女性用で、男性はまず持たないとのこと。
      お国柄でいろいろ違うんですね。

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