2019年7月21日日曜日

ミクさん1/2スケール試作 中心命題4 そしてblenderへ

 
さて、ツインテも片方プリントされ、もう片方もプリントさえすればよい状態となっております。いよいよ顔のプリントから逃げられない状態であります。
6月末に初めて顔をプリントしてから本日7/21までの格闘の記録を振り返ります。

まずAnimu氏の元データ。眼窩のくぼみはありますが、瞳はありません。


で、それをプリントしたもの。


それに目を貼ってみたもの(笑
この状態を見て、データを変更して眼球が入るスペースを作り、ドール目を入れることを決意。


片方であればなんとか見るに堪えるので、このままで髪などを再プリントしつつデータ修正を行っておりました。


で、これが修正したでーた。これだけ見るとイケてるような気がしません?


しかし現実は超厳しいものでした(笑
まあ、仮で手に入れたドール目でしたので、瞳のサイズがコントロールできないのですが、それにしても救いのない顔。


で、思い切って小さくしてみたのですが。
これはデータの完成度が低かったため、プリントしたら化け物の様になってしまいました。ということで写真はありません。とても見せられない。


ということで、びっくり顔の形状のまま、瞳を入れずにほかのことをしつつ、本格的にドール顔の造形を研究しておりました。
福岡市内にもドールショップは数件ありまして、数は多くありませんが現物を見ることができます。


で、素体パーツの顔などをじっくり観察して「目元と目尻がいるやん」ということでこの点に注目しつつデータ変更を行いました。
Meshmixerをワイヤフレームというか、メッシュを表示した状態。


で、プリントしてみましたが、やはり目の開きが大きすぎて瞳が全部見えます。やっぱりびっくり顔なのです。超贔屓目で見ると赤ん坊の顔に見えないこともないですが、レーミクさんはレースクイーンですので、赤ん坊顔は合わないのであります。


ということで、目尻目元を保ったまま、上下を狭めてやや横長の目として見ました。
Meshmixerでこのデータ変更をするのは結構大変であります。


で、プリントしたのがこれ。
を?なんか希望の光の片鱗が見えませんか?顔っぽくなってきてません?


でも、まだ瞳が見えすぎているということで、上の瞼をもっと下げて瞳が隠れるようにしました。


同時に鼻を高くしてほっぺたをスリムにして、お姉さん顔を狙ってみました。
あんまり幼い顔は超長い脚に似合わないと思うのです。


で、プリントしたのがこれ。
何を怒ってるんですかミクさん、という感じではありますが、人の顔っぽくなってきてますよね。怒っているように見えるのは、目尻が上がっていること、上の瞼が直線的であること、そしてまだ瞳が見えすぎているということかなと分析しました。


で、目尻を下げて、目をやや小さくし、もう少し鼻を高くしてみました。
もうMeshmixerのレベルはかなり上がっております(笑 たいていの変更はぱっと手順が思い浮かぶようになりました。
が、データ変更には結構な時間がかかります。あっち膨らませて、こっち削って、削りすぎたからまた膨らませて、膨らませすぎたから....の繰り返しであります。
粘土の球をつくって練りこんだり削り取ったりという作業に近いかな。ドット絵を描いているイメージに近いかもしれません。三角メッシュはすぐ隣のメッシュとつながっているだけであり、自分が瞼の盛り上がり部分にいるなんてことは全く分かっておりませんから、整列を理解していない園児を園庭に並ばせる作業をしているようなものです。一人ひとり動かして、全体を見て、またおかしい子を動かして、といった作業の繰り返しです。修正された小さな部分の集合体としての造形なのです。


でこれをプリントしたもの、現時点での最新版がこちら。
顔になっていると思いませんか?思いますよね、ね?
我ながらそれなりに進歩していくもんなんだなあとしみじみ思った次第であります。


変遷を一覧で。


最新版のプリント状態を振り返ります。
といいつついきなりプリント完了したところからです。フィラメントはAmazonで売ってる一番安いPLAの肌色を使っています。積層ピッチは0.1mm、ラフトあり、infill 12%。


これだけ見ると目が小さいような気がしますよね。でもこのくらいでいいみたいなのです。これでも人間の顔にしたら確実に化け物ですが(笑
ちなみに横の丸棒はジョイント用です。裏につけて後頭部とつなぐためのものです。

 外して、

顔の墓場の上でサポート材外し&バリ取りをします。


サポート材外すのも早くなりました。


ここで一緒にプリントした棒を接着します。接着剤はアクリサンデー接着剤(ジクロロメタン)を使います。一撃で強固な接着が得られます。


前バージョンの怒っている顔(左)と今回の顔(右


今回の顔に瞳を入れて、ちょっとだけお化粧したところ。
お化粧は百均のつけまつげとアイブローです。ネット情報&嫁さんに教えてもらってやってみました。
この時点でイケてる感じがしてませんか?


で、前髪と後頭部を付けるとこんな感じ。


正面から見てもそれほど違和感がありません。
ちなみにいろいろやっている間に右のツインテもプリントされております。


斜めから見るとますます自然であります。



つけまつげは幅を2/3くらい使って、毛先も切っております。
女性の化粧の威力はネットでもいろいろ絵が上がっておりますが、このミクさんでもその通りです。まつ毛あるのとすっぴんでは全くの別人であります(笑


全身。ただし右ツインテの下半分無し。


それにしてもこの存在感。机の上にいつもミクさんがいるというのは素晴らしい眺めであります。


雑然とした工房に可憐なミクさんの姿。素晴らしい。
ちなみに手前では最後の大型パーツである右ツインテの下半分が絶賛プリント中です。


今回の顔7をもってMeshmixerでのモデリングを終わりにします。
もちろんこれで完成とは思っておりません。さらに良いものを目指してついにblenderに手を出すことにしたのです。
blenderの存在はずっと前から知っておりまして、最初に手を出したのが2.4が最新版だった頃でした。当時はなんとなく「3Dカコイイネ」と思っていたくらいで、いくつかっあったフリーの3Dソフトウェアのどれかを使えるようになりたいと思っていました。blenderについても2.4マスターブックを買って一通り勉強だけはしました。が、結局選んだのはSketchUpで、これが私の3Dモデリングの実質的な入り口となりました。SketchUPは自分でいうのもなんですが、ほぼ全機能を完全にマスターしたと思っております。いつでも先生ができるレベルまで使い込みました。その後SkechUPがGoogleから他社にわたって、MAKEが出たころにfusion360に乗り換えて、これも紆余曲折ののちになんとか思い通りに使えるようになっております。
この間、3Dの世界に慣れていくうちに、サーフェス/ソリッド、CAD的アプローチ/ポリゴン変形といった違いの理解が進み、常にblenderは興味の対象であると同時になんでもできる巨大なソフトで習得が難しい、というイメージのままで来ました。
実は2.5の頃にもう一度手を出して再度挫折したこともあります(笑
思うに、二回のblender挑戦が失敗した原因は、当時は明確に作りたいものが無く、単にソフトを使えるようになりたいといった緩い気持ちで触ったからだろうという気がしています。blenderというお化けソフトはその程度のモチベーションでどうこうなるようなものではないのです。


で、今回であります。言うまでもなく明確かつ強いモチベーションがあります。これはチャンスなのではないですか?
ということで、先週ジュンク堂に行って三度買ってきましたblender本。


現在読み込みつつ実際のモデリングを繰り返しているところです。
今回はイケそうな気がします。というかイケさせたいと強く思っています。今度挫折したらもう一生やらないような気がしているのです。
今はMMDやらUnityやらの影響でblenderやMAYAなどを使う人が増えました。それと同時にYoutubeやらブログやらに親切丁寧なチュートリアル情報もたくさん投稿されています。やらない理由がないくらいに環境は整っているのです。そして極めつけ、私には強力なチューターがついております。実は我が息子はblenderで飯を食っているのです。まだまだ駆け出しではありますが、一応プロであります。
ということで、天地人すべてが整っている現状でblenderを攻略していきたいと思います。

ミクさんも新しい顔を楽しみにして見守ってくれております。
頑張りたいと思います。


2 件のコメント:

  1. おつかれさまです、じゅんです。
    お久しぶりです。
    平日にもかかわらずバンバン更新いいですね。

    みくさんすごい存在感ですな。
    一旦ちっちゃいのを作ってからうんぬんというのではなくていきなりゴーカイにでっかいの作っちゃうところがみら太さんの行動力のなせるワザなのですねぇ。
    ワタシはしり込みしちゃうタイプなのでなんとも羨ましい限りですw
    というか3Dプリンターの存在感もスゴいw

    さて、Blenderの話がでたところで、もうご存知かもしれませんが最近というかもうすぐBlender 2.80がReleaseされますよ。
    息子さんが使ってらっしゃるのならアレでしょうけど^^これがなんだかUIががっつり変更されちゃいまして。
    最近Fusion 360のUIもちょこっと変わりましたけど、Blenderは2.79から2.80ですんごい変わっちゃいましたヨ。
    (ワタシは2.79から2.80Betaに移行したので、その間はちょっとわからないのですが。。)

    フラットデザインになってポップな感じになったのはいいのですが、マウスの操作とかだいぶ変わってるので改めて始めるならUIも新しいほうで慣れとくとかいうのもいいかもしれませんね。

    ワタシもしばらく使ってないのでUI忘れてるんですけどw左クリックでオブジェクト選択はちょっとめんくらっちゃいました。
    Fusion 360のスケッチの拘束がメニューのところに移動しただけでビビるやつなので、この変更はおしっこチビりもんですw

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  2. じゅんさんお久しぶりです。元気で頑張っていらっしゃいますか?

    ミクさんでかいです。作って良かったミクさんであります。まだ完成してないけど。
    Blender2.8ですね~ 当面は右クリック系で行こうかと思っています。
    まだ操作性がどうなのか評価が定まってないし、何よりネットの情報はほぼ全部右クリック系ですからね。ま、旧バージョンでもクリック反転できますからどうしてもならそうすればよいし。買っちゃった本が右クリ系の解説ですしね。
    ということで、日々少しずつ触っておりまして、3Dカーソルが動き回るのは少なくなってきました(笑
    と同時に、本質的な難しさはUIではないとこにあるよねということもよくよくわかってきました。
    ある程度慣れれば右左は関係なくなるんだと思いますよ。fusion360とMeshmixerとSketchUPの回転/並進はバラバラですが、ソフト立ち上げると体も切り替わるようですので(笑

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